「英語に敬語はない」はウソ!英語で伝える敬語表現、丁寧な言い回し

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「よく日本語は敬語があって面倒だけど、英語は敬語がないからラクでいい」とか言う人がいますが、実は英語にも敬語表現があります。

たとえば、

Can you take a picture of us?

だと「私たちの写真とってくれる?」という友達にお願いするような感じが出ますが、

Could you take a picture of us, please?

だと、「私たちの写真を撮っていただけますか?」という日本語の敬語にあたるニュアンスが出ます。

ここで重要なのは文末の「please」ではなく、「Can」と「Could」のニュアンスの違いです。

助動詞「can」を過去形の「could」にすることによって、距離感が出て表現が遠回しというかやわらかくて丁寧な印象が出るのです。

過去形って「今この時」から見ると昔なので、距離感がありますよね?

この距離感を使って、現在形の持つストレートな表現とは距離を置いた丁寧な感じを演出します。

仲の良い同い年の友達って距離が近い感じがしますよね?

でも、先輩とか上司って距離が遠い感じですよね。

この距離感を「現在から距離を持つ過去形」を使って表現するって感じです。

だから、僕はホテルの受付などでは「can」ではなくて「could」を使いますね。

道に迷って、人に尋ねる時も同様です。

僕のこの「過去形にする=敬語っぽいニュアンスになる」が文法的に合っているか間違っているかは分かりませんが、少なくとも僕はこのように解釈しています。

今週のNHK「ニュースで英会話」という番組でも「英語の敬語表現」ついて説明していたので、シェアしますね。

英語の敬語表現

由紀さおりさんに岩谷時子賞

Before we leave you this hour, we wanted to introduce you to a Japanese singer who’s experiencing something of a rebirth.
「それでは最後に、再びブームを巻き起こしている日本の歌手をご紹介しましょう。」

上の文章で「wanted」と過去形になっています。でも、過去のことを言っている文脈ではありません。

「ニュースで英会話」の講師陣は次にように説明していました。

  • 「wanted」と過去形になっているのは丁寧に言っている。
  • 英語では丁寧に言い方は色々あるが、そのうちの1つが「過去形にする」。
  • 過去形を使うと距離感が出て、やや婉曲(言いまわしが穏やかでかど立たないさま)な言い方になって丁寧さが生まれる。
  • よく「英語に敬語はないんだ」と言うことがあるが、そんなことはない。英語にも敬語は色々ある。質問形にしたり、過去形にしたり、ifの仮定法を使ったり。
  • 多くの人が誤解しているが、「please」を付ければ丁寧になるというのは違う。

例として次の英文で説明していました。

I want to ask you a question.

I wanted to ask you a question.

現在形だと普通だけど、ちょっと丁寧にしたい時には過去形にする。

さらに、もっと丁寧に言いたい時は、

I wonder if I could ask you a question?
(ちょっと質問をしてよろしいでしょうか?)

と言う。

さらに、長くなればなるほど丁寧になるそうです。

I was wondering if I could ask you a question?

I was wondering if I might be able to ask you a question?
(大変申し訳ございませんけれども、ちょっとお伺いしてよろしいでしょうか?)

長い言い回しは難しいですが、「過去形の進行形にして仮定法を入れたら本当に丁寧になる」ということです。

ただ、この辺りの英語の感覚が分かってくると、ネイティブに一歩近づいたと言えるでしょうね。

英語の敬語表現が学べる本

Amazonで「英語 敬語」で検索してみたら、いくつか英語の敬語表現が学べる本が出てきました。

敬語の英語
敬語の英語

敬語の英語 実践編
敬語の英語 実践編

英語の敬語
英語の敬語

マナー違反の英会話―英語にだって「敬語」があります
マナー違反の英会話―英語にだって「敬語」があります (講談社パワーイングリッシュ)

今度、どこかで時間を作って、英語の敬語表現について勉強したいですね。

英語の敬語が分かると、英語の本質というか、ネイティブの感覚が分かってくると思うんですよね。

ネイティブの感覚が分かってくると、「あっ、英語ってそんなに難しくないかも・・・」と思えてきたりします。

Always New Challenge!!

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