サグラダ・ファミリアはいつ完成するの?建設途中だけど入場料収入で成り立つビジネスモデル

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サグラダ・ファミリアの外観

サグラダ・ファミリアは1882年に着工開始し、いまだ完成していません。

ヨーロッパは第一次世界大戦(1914〜1918年)、第二次世界大戦(1939〜1945年)と戦場になっているので、2度の世界大戦を乗り越えてきたことになります。

といっても、もちろん戦争の被害も受けています。

たとえば、「誕生のファサード」の天使の合唱隊は内戦中に破壊されてしまい、現在のものは日本人彫刻家・外尾悦郎さんが作ったものです。

サグラダ・ファミリアはいつ完成するのか?

サグラダ・ファミリアの外観

「サグラダ・ファミリアはいつ完成するのだろう?」というのは誰もが抱く疑問だと思いますがガウディ没後100周年目の2026年に完成予定と公式発表されていますが、どうなのでしょう??

日本人と違って、スペイン人は良くも悪くものんびりしてそうですからね^^

予定通り2026年に完成したら、着工から144年目で完成ということになります。

これでも、当初の予定より早いらしいですね。

ただ、サグラダ・ファミリアって、たとえば日本の東京スカイツリーにように「いついつまでに完成します」とはっきり決める必要性はないんですよね。

なぜなら、サグラダ・ファミリアの場合、入場料収入さえ入れば人件費は払えるので建設は維持できます。

完成しなくてもこの歴史に残る壮大な建造物の建築過程にこそ価値があるからです。これが他にはないサグラダ・ファミリアの強みです。

そもそも、「作り途中のものにお金を払う」って日常生活ではないですよね。

僕らがお金を払うものは、そのほとんどが完成品に対してです。

作り途中の弁当、書いている最中の小説、作り途中の洋服などは買う人もいなければ、売る人もいません。

でも、サグラダ・ファミリアの場合、出来上がる過程にお金を払う価値があるんですね。

むしろ、完成してからよりも、作っている途中の方が価値があるかもしれません。

完成してから「オレ、完成前のサグラダ・ファミリアを見たことあるよ!」と自慢できますから。

サグラダ・ファミリアは教会ですが、あえてビジネスモデルという視点から見ていくと、すごく珍しい特異な形態と言えると思いますね。

入場料収入で成り立つサグラダ・ファミリア

完成予定が早まった背景には入場料収入の増加が理由の1つとしてあるそうです。

僕はスペインに来る前は「ここで働いている人の給料は誰が払うのだろう?税金かな?」とか思っていたのですが、実際に行ってみると、この入場料収入がすごい額になることに気づきました。

入場料は12.5ユーロで、1ユーロ100円ほどなので日本円だと1200円くらいです。

<チケットの写真>

仮に、1日300人の観光客が入るとすると、1日の入場料収入は36万円になります。

1年間だと「36万円×365日」で1億3140万円になります。

これは入場料だけで、中にはお土産屋さんもあります。

お土産屋さんで販売しているサグラダ・ファミリアのガイドブックは1冊22ユーロです。日本円だと約2200円です。

<ガイドブックの写真>

仮に、入場した人の5%(100人に5人)がガイドブックを買うとすると、

300(人) x 365(日) x 0.05 x 2200(円) = 1204万5000円

と年間で1200万円以上の売上になります。

もちろん、お土産屋さんにはガイドブック以外のお土産もたくさんあります。

バルセロナは世界でも有数の人気観光地なので、海外から来る観光客が落としていくお金で成り立っている街と言えます。

そして、ガウディ建築はそんなバルセロナの最大のコンテンツと言えます。

このコンテンツ見たさに世界中から人がやってくるのです。

このあたりは日本もどんどん見習うべき点だと思いますね。

外国人がわざわざ学校や仕事を休んで、わざわざ飛行機に乗ってまで見たくなるような神話性のあるコンテンツ作りと、その魅力を伝える広報力が日本はバルセロナに比べて低いと思いましたね。

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